西宮市甲子園七番町の歯科クリニック。よしだ歯科です。

小児矯正とは？

小児矯正とは、成長期の矯正治療であり、中学生までの矯正方法です。
成人矯正との一番の違いは、顎の成長を促す治療であること、そして、
その成長を利用して歯のならぶスペースを獲得するだけではなく、
上下顎の位置関係を改善できるところにあります。

よしだ歯科では、非抜歯矯正＝小臼歯を抜かない矯正が基本ですので、高校生以降での抜歯対応ケースはお断りしています。必要なら矯正専門医をご紹介させていただいております。また中学生までであっても、お断りする場合がありますので、お早めにご相談ください。また、小臼歯は抜歯しませんが、親知らずは抜歯することをお勧めしています。

大事なお願い

非抜歯矯正を希望される場合、前から３番目の乳歯、乳犬歯の存在は欠かせません。前歯ががたついていると、　一時の見栄えのために、この大事な乳犬歯を抜くことが多々あります。特に、抜歯を前提とした矯正、あるいはそこに紹介している歯科では、安易にこの乳犬歯を抜いてしまいます。しかしながら、非抜歯矯正の場合、拡大していくにあたり、乳犬歯がないと上手く拡大できないどころか、拡大後の保定まですべての工程が難しくなります。ですから、抜歯矯正、非抜歯矯正、どちらにするか迷っておられる方は、乳犬歯は抜かないでください。　　
院長からの大事なお願いでした。

小児矯正に使う器具ついて

プレオルソ

最近開発されましたマウスピース型の矯正器具です。
この装置には、舌拳上の筋機能訓練装置が付随されており、強制的に正しい嚥下方法を会得するよう設計されています。アーチの拡大だけではなく、
異常な口呼吸を、正常な鼻呼吸へ
低位舌を正常な舌位置へ
と訓練・誘導します。
さらに使用は自宅だけです。学校に持っていかなくていい装置ですので　外での紛失や　柔らかい素材なので破損がなく　安心して使用していただけます。
当院では、すべてのケースに使っています。


床矯正装置　　

昔　よく使っていた装置です。とにかく後戻りが激しいためお勧めしません。
上顎での適用・使用が難しく、その欠点の為に使用頻度は激減しました。
欠点とは、後戻りです。
骨性の拡大が少なく、傾斜拡大＝フレアアウトしているために簡単に後戻りします。
よしだ歯科では　上顎には　まず使いません。
多くの医院でまだ使われていますが、この傾斜が問題になっていますので、使用されている方はご注意ください。　さらに最近では　小児期にマウスピース矯正をするところも出てきましたが、上述の床矯正と同じく　傾斜移動　しかできませんので　歯が並ぶアーチが一時期大きくなったように見えても　すぐに後戻りするか　抜け代わり時には元の大きさに戻り　またガタガタになります　よく相談してから治療してください
　　
　　　　　　　　　　
急速拡大装置（固定装置）　　
上顎の側方拡大をしたいときに使います。
床矯正装置よりも強力かつ確実に、上顎の正中縫合部を拡げることができます。
歯槽骨の拡大ではない為、2〜3か月で10ミリもの拡大が終了します。
後戻りしにくいのが特徴です。

２ｂｙ４
前歯だけの矯正の事です。よく使います。

ご案内
当院での小児矯正治療は　ひとりひとり方法が異なります　
１期治療トータルで＊＊万円と設定されている歯科医院も多いのですが
当院では　使った器具や修理の分だけいただく料金制をとっております
初診　+　プレオルソ　これだけで終了なら　当然安く済みます

例1　ごく軽度の叢生の場合　
　　前歯が重ならずガタガタと並んでいるケース
最初からプレオルソです
矯正初診　　45000
プレオルソ　45000


例2　軽度の叢生の場合　
　　前歯の重なりがあるが　1〜2ミリ程度のもの
まずはプレオルソで拡大と顎の位置関係の改善
2ｂｙ4にて前歯の整列　再度プレオルソで仕上げ
これがよくあるパターンです
矯正初診　　45000
2ｂｙ4　　125000
プレオルソ　45000+35000
軽度のがたつき・叢生なら　これぐらいで収まります

小児矯正治療は　永久歯整列まで保証するものではありません
ワイヤ矯正へ移行する場合もありますので　ご了承ください。

よしだ歯科では　一般の矯正専門医と比べ　
小児矯正、主に顎の拡大と顎間関係の改善から　矯正を見ていますので
その治療方法が当然異なってきます

興味を持たれましたら　ぜひ一度ご来院ください
また　年齢によっても　治療方法が変わりますので
できるだけ早期の来院をお勧めいたします

顎を成長させて・動かして治療したケース

治療前　下の歯が見えないかなりの出っ歯でしたが　頑張って治療すると
下の歯も見えて　綺麗な歯並びになりました。
下顎の成長を促す治療をしてあります。
治療時期が遅れると、上の小臼歯が抜かれ、
右のような噛みあわせを作ることはできなくなります。











プレオルソだけで改善したケース
開始８歳　男子

　　平成２７年１１月　　　　　　　　令和元年６月
　
費用について

小児矯正初診料　　45000
2ｂｙ4
前歯部ワイヤ矯正　75000・125000
プレオルソ
タイプ１．２．３　45000　２個目から35000
床拡大装置片顎　　80000
　　　　　

子供の歯並びが気になったら　まずはご相談ください

成人矯正　　　　　　500000〜
月管理費　　　　　　1000・2000〜

成長期に大事な話

正常な鼻呼吸　が　異常な口呼吸　になってしまうのはいつなのか
これ　私達のような育成歯科を営んでいるものにとって
長年の謎　というか　解決していない大問題なのです
口呼吸が定着してしまうと　鼻呼吸に戻すのは至難の道となります
現在まででその原因としてわかっていることを列挙しておきます

1.頭の支えのない椅子などで　後ろに頭がカックンとなった状態で寝てしまう事
2.腹ばい　ハイハイ　の時期が短く　頭を上げる姿勢が短かった
3.コップのみよりも早くストローのみを習得してしまった
4.猫背姿勢をとっている
5.食事時に脚が付かない椅子で食べている

これらすべて　舌が正常な位置に上がることができない姿勢なのです　
以下のように　改善していただくと　かなり良くなるかと思います

1.首の後ろがサポートされている抱っこグッズ・自転車の椅子を使う事
2.つかまり立ちを早くするよう促すことはやめる　子供と遊ぶときに4つんばいになる遊びを増やすこと　例えばお父さんの脚の間をくぐるなど
3.どうしてもストローのみをさせたい場合は　マグなどではストローの先を１センチ以上出してはいけません　正常な舌の動きと　ごっくんの練習になります　通常のストロー使用では　１センチぐらいのところにストッパーをつけましょう
4.5　これは大事なことです　注意してみてあげてください　だいたいは　食事時に脚が着いていないことで猫背になるケースが多いです

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